運命のたどり着く場所

8/34
前へ
/924ページ
次へ
「話があるわ」 雅は喜美との電話を終え早速泉美さん達の元に向かった。 今から交差点に行くためだ。 「… ちょうど良いわ」 雅は洸の存在を確認し正夢事件に関係してる事を思い出し これも運命だと雅は少し感じてしまった。 夏波と日和は既に盾を運び交差点に向かっている。 「XXX6 今から交差点に向かうわ けりをつける 全員きて」 雅は目で洸もと告げる。 泉美さん達は首を傾げながらも雅の剣幕に押され従う事にした。 「ちょっと待て喜美! いくら正確な時間が分かるからって今から!?」 喜美は今から作戦を実行すると言った。 それに俺は少し急ぎ過ぎな気もして反応が大きくなった。 「空を見ろっ 全てが導かれるかのように我々にタイミング良く出来ている。 乗らない手はない」 俺は過ぎ行く景色の上、空を電車の窓から見上げる。 …雲一つない見事な快晴。 「…」 運命からの挑戦…みたいなものか? だから必ず起こるって喜美は言うのか? ……… 分かった。 喜美を信じよう。 「うん、分かった」 俺は喜美を信じる事にした。 … 良く考えたら俺って安易二重人格だよな… って関係ないか。 電車がホームに着き俺達は駅を出る。 喜美は雅に連絡をとる。 喜美の話によると雅は泉美さん達を引き連れ交差点の近くで待機しているらしい。 交差点は危険なのであくまで近くだ。 雅の事だから色々抜かりないだろう。 俺達は交差点に着き周りを確認する。
/924ページ

最初のコメントを投稿しよう!

54人が本棚に入れています
本棚に追加