2章 屋上で

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俺はその少女から離れてベンチにねっころがった。 その時、キャっと言う声とともにガシャンという音も聞こえた。 俺はすぐに起きて彼女を見た。 彼女の隣にあった松葉杖は転がっており、彼女も倒れていた。 鷹「大丈夫か!?」 タタタっと駆け寄って金髪少女を立たせた。 が、彼女は足が不自由なのか、また倒れそうになった。 しょうがないから支えてやった。 「!!?…何すんの離しなさいよ!!」 何すんのって…支えてやってんすけど。 もうちょっといじめたくて担いでベンチに運んだ。 「離せ~!何すんのよ!!下ろして~離して~」 全く、うるさいな。
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