1章 目覚めれば

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目覚めれば、白い部屋にいた。 外は真っ白な雪が降っていてきれいだった。 「鷹十!!目が覚めたんだな!!!」 父さんの声が聞こえた。 「鷹十!ほんとにあんたはっ!!どれほど心配をかければ…!!」 母さんの声も聞こえた。 そして微かに掠れていて、ヒッヒッっと声が漏れていた。 鷹「ここは?…それに俺は…」 母さん「あんたは登校中に車にひかれたんだよ!?」 そうだ。 ひかれたんだった。 鷹「ここは…病院か…!」 俺はゆっくり起き上がって辺りを見渡した。 するとコンコンとドアを叩く音がした。
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