第二話

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学校が終わるチャイム。 私は早苗や馨に正面玄関前で待ってて、と言われため息をつきながら待っていた。 本当にあの2人は洋介くんを誘ったのだろうか。 彼のことだから、きっと断るだろう。 洋介くんにとって私は只のクラスメイト。 分かってる。 …それに私は、人間じゃない。 人間みたいにはいかない。 人間にはなれない。 私が兵器だという事、中身は機械。 普通なら引くだろう。 馨や早苗もそうなのだろうか。 …分からない。 何だがブルーな気持ちになった。 もう帰ろうか、と踵をかえそうとした時 『………っと…早川?』 後ろから声をかけられた。 …この声…。 『櫻井、くん…』 『…なんか…馨から聞いたんだけど…何?』 本人が目の前にいる。 来ないと予想していたのに。 いきなりの出来事に頭がぐるぐる。ついていかない。 ととりあえず、何か話さないとっ! 『………ぇっと…あの…//』 『…』 洋介くんはちゃんと待っててくれている。 『ぃ…いい一緒に…か帰りませんかっ…』 『…え?』 『ぁ……へ変だよね…っ、いきなりごめんね!』 洋介くんの言葉を聞きたくなくて慌てて頭を下げる。 そのまま帰ろうとして、誰かに腕を掴まれた。
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