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「ピッピ、ピッピ、ピッピピッピピッピピッピ」
目覚ましの音で目を覚ます。
いつの間にか考えながら寝てしまったみたいだ
「詩織…思い出せないなぁ」
頭をポリポリかきながら1階へと降りて行った
「あらっ、おはよー涼。どうしたの?何か考え事?」
と話してきたのが母親だ。
「それより、昨日は学校どうだったの?涼、帰ってくるなり寝ちゃうから」
ちょっとした心配した様子で話す。
「別に…」
寝起きで不機嫌な様子に装いその場を切り抜けようとした。
「そういえば、昨日涼が帰ってきてから一輝君が久しぶりに来たわよ」
「一輝…!」その場で足を止め母親の方を振り返る。
「一輝…なんであいつが僕の家を知ってるんだ?」
疑問がいくつも浮かんできたがあえて冷静さを保った。
「いつ以来かしらね~?高校生の時はよく家にきてたもんね~」
「高校生?確か僕のことを先輩と呼んでたな…」しかし、やはり思い出せない。
「学校行ってくる…」
そぉ言って、僕は家を出た。
「一輝…詩織…一体誰なんだ…?」
心の中で考えながら駅へと向かった。
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