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長かった話も終わりフッとため息をついた。
「先輩、このあとどうします?」
もう、だいぶ慣れた声が聞こえてきた。
「どうしようかな~、一輝はどうしたい??」
僕がそう言うと、一輝はビックリしたような顔で見ている。「どうしたんだよ??」ときくと、一輝は目を潤ましながら言った。
「今、一輝って呼びましたよね。名前呼んでくれたましたよね」
「うん…なんだよ、それが何??」不思議そうに答える。
「いや、何でもないんすよ、ただ懐かしくて」
目をこすりながらニコッと笑っていた。「変なヤツだな」と心の中でつぶやきながら歩いていた。
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