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「霊夢ー、うお!? こりゃ酷いな……一体誰がこんなことを」
後から来た魔理沙は、ルーミアの体を見て、痛々しそうに顔を歪めた。
「……私ですって」
「霊夢に?おいおい、いつの間に」
「違うわよ。ルーミアがルーミアにやられたって言ったの」
頭に大量のクエスチョンマークを浮かべて、魔理沙は首を傾げる。
「私もよくは分からないわ。取り敢えず、神社に運ぶわよ」
「ああ」
二人で支える様にしてルーミアを抱え、神社に連れていく。
「やっぱり怪我してたんだ」
降ろしたルーミアを、迎えた萃香が抱えて、居間に寝かした。
「一体、どうしたって言うの?」
頭の方に正座で座り、霊夢はルーミアに質問をする。
「わ、分からないの……とにかく、もう一人の私が、いきなり段幕を撃ってきて……」
「はあ?」
意味が分からないとでも言いたげに、魔理沙は、はあと溜め息を吐いた。
それに反する様に、霊夢は目を瞑り考え込む。
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