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桜が少し、散り始め...春風と共に。
校門の前に立ち、これからの三年間共にする校舎を見上げた。
真新しい制服に身を包み、短い髪の少年が呟く
悠「此処が城西高校...」
正直、今だに信じられない。
成績の乏しいオレが、公立の高校に合格したのだ。
確かに入れればいいなで、ダメもとだったのだが...
悠「まぁ、合格したんだから、ちゃんとしなきゃな」
気持ちを改め、門をくぐり会場に入った。
悠「うわっ、すごっ!新入生多いな...」
会場の体育館は人でごった返しており、合格した喜びやらでがやがやしていた。
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