悲しみが癒えるまで

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玄関を出ると音をたてない様静かに鍵を閉めた。 エレベーターに乗り込み1階のボタンを押すと、エレベーターはゆっくりと下へ下り始める… (なんだかクラクラする。‥) 軽い目眩に不安を覚えながらエレベーターを降りると、マンションを出て行く宛もなく歩き始めた。しかし、歩き始めるとまたすぐに目眩に襲われてしまい、少し体を休ませる為彩の車のとめてある駐車場に行くと彩は運転席に座りシートを少し倒した。そして体を横向けにし目を閉じ、体を小さく丸めながら目眩の収まるのを暫くの間静かに待っていた…
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