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「誰がハニーだ勝手に決めるな。」
その手を冷たく払って睨む。
だが、そんなことお構い無しにサードはオルグにくっつこうとしている。
それをみて、やっと状況を飲み込んだリムがサードにがっついた。
「お前っ、何なんだよ!オルグにくっつくな!」
「?」
サードは不機嫌そうな顔でリムを睨んだ。
「…お前、べつに彼氏じゃないんだろ?」
もっともな意見だ。
しかし、ここで引いたら男がすたる!
リムも負けずに睨み返した。
「彼氏じゃないけど、お前だって同じじゃねぇか。」
するとサードは当たり前のように答えた。
「オレは彼氏予定者だもん!」
「…はぁ?」
何言ってんだこいつという顔でオルグがサードを見る。
リムも同じだった。
「だったら…それだったら!」
それでも、負けじと大きい声でリムは宣言した。
「オレだって彼氏予定者だっ!!」
…。
何この展開。
僕なんかすごく蚊帳の外なんですけど。
帰ってもいいかな?
オルグがそんなことを考えていても、何やら言い合いは続いていた。
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