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「なかなか、いいじゃん?お前。」
「そりゃどーも。」
オルグに褒められた。
オレは顔に少し傷がついたのに、彼女は無傷だ。
やっぱ最強戦士。
「…女だから助けたの?」
不満そうに彼女が睨む。
だから、軽く皮肉ってやった。
「そんなんじゃねぇよ。お前、強そうだもん。」
にひひ、と笑って。
「見た目だけで判断しちゃいけないんだろ?」
「…。」
「なんか言ったか?」
「なにも。」
オルグの言葉に、自分の名前が聞こえた気がしたが、何度聞いても教えてくれないので、気にしないことにした。
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