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『君、ここで何してるの?』
少し太っていて黒いサングラスをかけた男が少女に話しかける。
『あいらはねぇ、コウちゃん待ってるのッ!コウちゃんのお父さんとお母さんと一緒に遊園地行くの!』
曖羅は元気よく答える。
『コウちゃんっていうのは栗宮勇山の息子のことかい?』
『そぉだょぉ!何で知ってるのぉ!?』
『勇山とは友達なんだよ…』
と言って男は曖羅に笑って見せたが、その目はとても冷たいものだった。
『そぉなんだぁ!じゃああいらと一緒にゆうざんおじさんのこと待ってよぉよ!』
『生憎おじさんは暇じゃないんだよ…
今からある人のところへ君を連れて行かなきゃいけないんだからさ。』
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