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『あいらはおじさんとはどこにも行かないよ?今から楽しいところに行くんだから!』
『おじさんが遊園地より楽しいところに連れて行ってあげるから一緒においで。』
男は曖羅の腕をつかみ、強引に引っ張っていく。
『ホントに!?遊園地より楽しくなかったらあいら怒っちゃうよ!』
曖羅は頬を膨らませて見せる。
『大丈夫だよ。あいらちゃんにはちょっとついてきてもらって、おじさんたちと楽しく遊んでもらうだけだから。もちろん拒否権はないよ。』
そう言ってニヤリと笑うと、男は曖羅の首筋に、刃渡り10センチほどの果物ナイフをヒタヒタと当てた。
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