3.遑大と曖羅

8/10
前へ
/159ページ
次へ
  『やってくれたなクソガキがぁ…まぁいい。ついでにこいつも舘西さんのところへ連れて…『行かせるわけないだろう?』     男が振り向いた瞬間、右頬への激痛とともに意識を刈り取られた。     『大事な息子たちをわけの分からない男と一緒に行かせやしないよ。』   『おとう…さ…。』 『おじ様…。コウちゃん…?コウちゃんッ!死んじゃイヤァァッ!!』     煌大の側で泣きじゃくりながら叫ぶ曖羅をチラッと横目に見て、このくらいじゃ死なないよ…と思いながら、煌大は意識を手放した…。     ━━━━━━ ━━━━ ━━ …   .
/159ページ

最初のコメントを投稿しよう!

179人が本棚に入れています
本棚に追加