3.遑大と曖羅

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  「曖羅は背中弱いもんな。」   「ンッ…そんなこと…ないもん。」   「へぇ…じゃあこれも大丈夫でしょ?」   「ぇっ…ッ!?ヒャアッ!!」     煌大は人差し指で曖羅の背中をなぞりながら、首筋に吸い付く。     「首ッ…ヤァ…ダ。コウ…ダイ。」   「ん?」   「今、やめれば…許してあげるゎ…。だからやめ「るわけないでしょ?曖羅は本気で嫌がってるわけじゃないじゃん。」   「そ、そんなこと…。」     曖羅は顔を真っ赤にして目を潤ませながら、煌大から目を背けた。     「まぁいじめすぎると後が恐いし、こんくらいにするか。夜は長いしね。」   「……バカ。」     その日の夜はなかなか更けることはなかった。   .
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