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「曖羅は背中弱いもんな。」
「ンッ…そんなこと…ないもん。」
「へぇ…じゃあこれも大丈夫でしょ?」
「ぇっ…ッ!?ヒャアッ!!」
煌大は人差し指で曖羅の背中をなぞりながら、首筋に吸い付く。
「首ッ…ヤァ…ダ。コウ…ダイ。」
「ん?」
「今、やめれば…許してあげるゎ…。だからやめ「るわけないでしょ?曖羅は本気で嫌がってるわけじゃないじゃん。」
「そ、そんなこと…。」
曖羅は顔を真っ赤にして目を潤ませながら、煌大から目を背けた。
「まぁいじめすぎると後が恐いし、こんくらいにするか。夜は長いしね。」
「……バカ。」
その日の夜はなかなか更けることはなかった。
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