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｢俺トイレ行ってくるわ｡どうせまた席近いだろうし鞄置いといて｡｣
｢化粧するから早く帰ってきてよね｡｣
そう言って曖羅は一足先に教室に向かって行った｡
｢入学式何分かかるかわかんないし先に行っといて正解だな｡｣
煌大がトイレの鏡の前で軽く髪をセットし直しながら呟く｡
｢げっ!集合時間ギリじゃん｡早く行かなきゃ曖羅が恐いからな…｡｣
そう言いながらトイレの扉を急いで開け､走ろうとした瞬間…
｢そこ退けぇッ!!!｣
｢う゛っ!?｣
｢キャアッ!!｣
猛烈な勢いの何かが突っ込できて､煌大は廊下に思いっきり倒れた｡
｢いってぇなぁ!退けって言っただろっ！｣
｢いきなり突っ込んで来たら無理ですよ…｡｣
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