4.入学式

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  「…紗綾。結構理不尽なこと言ってるよ…。」   「どこがだよ!こいつがよそ見してたからだろッ!!」   「…紗綾がこのコに突っ込んだんだから紗綾が悪いよ…。」   「ちっ!茅乃には適わないねぇ。」   「俺は放置ですか…。」    煌大は軽くショックを受けながら二人の話を聞いていた。     「あ~悪ッ!完全に忘れてたわ。ってかよく見るとお前結構イケメンだな。」   「…確かに。」   「そりゃどぉも。ってかリボンの色違いますけど先輩の方ですか?」   「もちろんッ!私は二年の灘 紗綾(ナダ サアヤ)だ。よろしくッ!」   「…僕も同じく二年の波椰 茅乃(ナミヤ チノ)だよ。茅乃でいいよ。」   「俺は一年の栗宮 煌大です。煌大でいいですよ。」  
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