学園へ――

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(鷹Side) そのあといろいろ話をして、気がついたら校舎入口の前にいた 話もかなり盛り上がって時間が経つのがすごく早かった 「この校舎の5階に理事長室がある。他にも生徒会室があるけど、理事長室は左奥を曲がった所にあるから」 「おう。ありがとな」 車を降りて 窓から顔を出す相手に礼を言い 少し歩いて、運転席の窓を叩き、運転手が顔を出したから礼を言ったら 驚いた顔をして少し固まってから 「いえ、お気になさらないでください」 若い運転手は慌てて言った なんかよそよそしいのは、きっと俺の姿のせいなんだろうなぁ 少しショック… 「…それじゃあ、また」 俺を乗せてくれた奴の声を合図に車が発車する すぐに車は角を曲がり見えなくなった それを見届けてから この城……ゴホンッいや校舎を見る とにかくでかい 面構えもなかなかで 本当にどこかの城かよっ!って思う 目の前にはまず階段があって…これもそこそこ長い…その上に入口があった 「…行くか」 .
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