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授業が終わり、大輔は教室から出た廊下で一人考えていた。
(さっき‥‥あいつ『そう馬鹿にしたものではない』って言ったよな‥‥?俺、言葉に出してなかったのに‥‥)
顔色を伺うならば、ある程度の思考は聡い人ならば分かるかもしれない。だが、授業中は大輔は八神の前だ。顔なんてわかる筈もない。
(なんで"考えている事"がわかったんだ?)
それはいくら問い掛けても答えの出ない謎だろう。本人に聞かない限りは。
と、考えて事をしていると、教室から大輔が見知った顔が出てきた。
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