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京介が眠そうに登校している。
祐希「よう、眠そうだな」
京介「ああ、最近寝不足でな」
祐希「裕佳梨ちゃんと夜遊びばっかりしているからだろ?」
祐希の言葉に京介は凍りついた。
京介「・・・何で知っている?」
祐希「やっぱり気付いてないか、お前さ、クラスの連中にあちこちで裕佳梨ちゃんと一緒のところを目撃されているぞ」
京介「マジか!?それで?クラスの連中は何と言っているんだ!?」
祐希「お、落ち着け、特に言っていなかったよ」
京介は溜息をつきながら安堵した。
京介「そ、そうか・・・」
祐希「ただ、デートならもう少し色気のある場所にすれば良いのに
と、言っていたな」
京介「ッ!!!!?」
祐希「お前もな、あんな事故現場や事件現場や曰く付きの場所に行かなくて良いだろうに」
京介「ち、違うんだ!」
裕佳梨「おはよ~朝から何揉めているの?」
祐希「おはよ~裕佳梨ちゃん
何、裕佳梨ちゃんが京介と毎日のようにデートしているのか京介に聞いているところさ」
裕佳梨「あら~見られていたのね
なら、もうコソコソする必要も無いわね」
京介「お前は誤解を招くような事を言うな!!」
祐希「やっぱりそうか」
祐希は1人頷きながら教室に向かった。
京介「祐希!待て!だから違う!」
京介は慌てて祐希を追った。
裕佳梨「朝っぱらからうるさいな~
・・・ん?」
裕佳梨はふと視線を感じ振り向いたが誰もいなかった。
裕佳梨「ん?気のせいかな?」
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