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輝の案内の元、京介達は例の一族の家にたどり着いた。
裕佳梨「これは・・・」
徳庵「何というデカさだ」
裕佳梨「大富豪と言うからには大きい‘家’は想像していたけど、これは大きい‘屋敷’ね」
京介「で?どうする?」
裕佳梨「そうねぇ、とりあえず私と徳庵さんの姿が見えないタッグで行こうかしら?」
徳庵「タッグとは?」
裕佳梨「ああ、協力しましょうって意味ですよ」
徳庵「なるほど、了解した」
裕佳梨「それじゃ、輝君に京介、時間かかるだろうから宿で待っててね」
そう言うと裕佳梨はウィンクしながら徳庵と屋敷に向かった。
京介「・・・さて、行くか」
輝「大丈夫なんだろうか?」
京介「ん?あいつは死神だぜ?心配いらないさ」
輝「はは、京介君は裕佳梨さんを信じきっているんだね」
京介「だから信じるも何も・・・」
― バチンッ!
ふと例の屋敷から何か弾く音がする、しばらくすると黒こげの裕佳梨とそれを引っ張る徳庵さんが帰ってきた。
京介「おい!?裕佳梨!?大丈夫か!?」
裕佳梨「いたたたた、私なら大丈夫よ」
京介「そうか、
徳庵さん、何がありました?」
徳庵「結界だ」
京介「結界?」
裕佳梨「そうよ、しかもかなり強力なやつ」
京介「それなら家の人達や訪問者はどうしているんだ?」
徳庵「あの結界は人外のみに反応するやつだな」
京介「え~、だったらどうするかな?」
輝「とりあえず宿に戻ろう、話はそれからにしよう」
京介「そうだな、行くぞ裕佳梨」
裕佳梨「その前に私はこの地域の死神に話を聞きに行くわ、何かわかるかも」
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