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京介は血痕の付近にある異質な空間を見ながら過去を思い出していた。
京介「・・・あれには二度と触れたくないな、あんな体験はもう嫌だ」
そんな事を思わずぼやいていたら突然後ろから話しかけられた。
?「へぇ~、もしかしてあなたはあれが見えるのかしら?」
京介「!?」
京介が振り返り声の主を探すと、京介に近づいてくる女がいた。
京介「・・・なんの事だ?」
?「あら?シラを切るの?」
その女は背が高かった、身長170cmの京介と同じくらいだ、髪はウェーブかかったセミロングで、何か異質な雰囲気を持っていた。
京介(何なんだこの女は?こいつもあれが見えているのか?)
?「あら?その制服は東高ね、私も明日から通う予定なのクラスは2年1組ね」
京介「2年1組!?あんたが転校生か?」
?「一瞬のクラス?じゃあクラスメートだ、私は高峰裕佳梨、よろしくね」
京介「・・・辻本京介だ」
裕佳梨「ねぇ、京介君、あれが見えているんでしょ?」
京介「だから何の事だ?」
裕佳梨「ふ~ん、用心深いわね、だったら先に私の秘密を教えてあげるわ、今夜の0:00くらいにここに来れる?」
京介「・・・」
裕佳梨「無愛想な人ね、まぁいいわ、とにかく今夜の0:00にここに来てね、面白い物を見せてあげるわ」
そう言うと裕佳梨はどこかに歩いて行った。
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