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あれ? 足が前に進まない!? 美紅「ゎ💦!」 バタッ 私はこけてしまった。 足を絡ませて。 ─どどどーしよ。早く起き上がらないと…… まわりから注目をあびる。 恥ずかしい…… 「安崎、早く立てよ!」 「負けるよ~!!」 「立てー!!!」 私は涙で歪む視界も きにせず 走った。 後ろから第二走者が 走ってくる 美紅「…ハァッ…ハァッ…」 やっとバトンを 渡した。 まわりからは ひそひそと何かを喋っている。 私は自分が嫌になった。 いつの間にかゴールしていた。 私達のクラスは だんとつの最下位だった。 総合三位にも はいらずクラスの皆は苛立っていた。 そして その苛立ちを ぶつけていた。 私へ。 。
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