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あー…今思い出しても腹の立つっ!!
沸々とよみがえる記憶に苛立ちを覚えつつ、あたしは佐助を解放する
「ゲホッ!あ~死ぬかと思った…」
「鈴姉!」
グイッと慶次に引っ張られて、あたしは佐助から離れる
「コイツ…俺嫌い」
「それは無いんじゃないの~?昔散々助けてあげたでしょ」
慶次は佐助の腰巾着だった
いつでも後を追っかけて
でもそれは昔の話
今の慶次は中学生にして、空手の有段者さえ打ち負かしちゃうくらい強い
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