夢と序章

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千夏「これは…治せるか自信ないな。でも、男性見たりするだけなら平気だしっ!」 実羽「…その代わり、男性とあまり話せないし――信用できないんやら?」 全く実羽の言う通りだ。 もちろんクラスメイトとかに、男子とか…教師に男性とか当たり前にいる。 ここら辺に女子高なんかないからねっ…。 見るならいい。 でも話すのは抵抗あって…親しくするのはダメなの。 同じ中学の、極一部のやつ以外は。 千夏「……いいや。特に問題はない♪さ、帰ろ帰ろー」 実羽「そうそう☆うちだけを愛しなさいっ」 千夏「それもどうかと…」 再び、いつも通りに戻って…歩き始めた。 また【男性恐怖症】になったのは、多分“あいつ”のせいだ。 …そんなこと言ったら、“あいつ”に悪いんだけど…ね。
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