心の鍵

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千夏「…仕方ない仕方ないっ」 言い訳だって、わかってる。 中学のときは、よくさぼってて…それがまだ離れないだけ。 いつもは…1人でサボらない。 それは高校になってから。 実羽「やりたくなったらおいでよー?」 遠くで実羽は叫んで、みんなとまた話始めている。 …行く気はない。 千夏「…はぁ、わぁったわぁった…。気が向いたらね」 もう実羽はいないのに、私は誰かに語りかける。 再びシーンッ…としていて、暇な私はポケットから携帯を出してかまいだした。 見つかったら怒られるだろうけど。 千夏「…あれ、新着メール来てる…」 この時間、みんな学校だし…普通はメールなんか誰も送らないよね。 どこかのサイトかな…? 千夏「……ん?うわっ、懐かしいっ!!」 メールの相手を確認すると、うちは思わず微笑んだ。
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