夢と序章

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「うわぁぁぁあ!!」 「きゃっ?!」 その自分の雄叫びと、可愛らしい悲鳴が聞こえて…別の光景がうつる。 教室の、ど真ん中。 机にふせて寝ていたみたいだ。 …そっか、放課後暇だったから寝ていたんだったね。 「ちょっとぉ?バカ千夏っ…いきなり大声出さないでっ」 目の前にいる、悲鳴をあげた張本人…そして、仲のよい友人。 真辺 実羽【まなべ みはね】 同じクラスメイト。 千夏「ごめんごめんっ…変な、懐かしい夢見たわぁ…」 実羽「変な懐かしい夢?」 気になったのか、食いついてきた。 …夢…だったんだ。 でも本当に冷たく感じるような… 胸が痛むような、悲しい悲しい… 夢だったなぁ…。
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