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ジリリリリリ…… 「…んぅ~~っ」 時刻は朝。けたたましい金属音にうなされているのは雨宮太志である。 春の日差しに包まれて気持ち良く眠っている太志には大変迷惑な音だ。 「うっさいなあ…」 バチッ。と騒音の発生源である目覚まし時計を止める。 そこで起きればいいのだが昨夜遅くまでゲームをしていた太志は、遅刻の最大の原因になる事をしてしまう。 「んー…おやすみ…」 そう。二度寝だ。 規則正しい寝息をたてて太志は朝の貴重な時間を引き換えに再び眠りについてしまった。
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