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「だーれーがー鬼塚だっ!…ハァ…お前はどれだけ遅刻したら気がすむんだ……」
鬼塚はもう怒りを通り越してあきれかえっている。
「なっなら今日の罰は免除と言うことで…」
立ち上がった太志が制服の土埃を払いながら、反省の色が見受けられない発言をすると…
「仕方ないな…」
「えっ!?マジで?」
「とでも言うと思ったか!今日の罰はグラウンドの草むしりだ!バケツ3つ分とるまでは帰らせんぞ」
「えぇ~っ!」
鬼塚は校門を閉めて「文句言うな」と言うと校舎の中に入っていった。
「あぁーめんどくせぇなー!」
太志はわざと鬼塚に聞こえるように大きな独り言を言って反抗すると、教室に向かって歩き出した。
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