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「ねぇ~、涼香 部活決めた?」
「う~ん。合唱部とかにしようかと
思ったんだけど~」
小学校の時に合唱部に入っていた私は、
何となくぼんやりと考えていた事を
聡美に伝える。
「そっかぁ~。涼香、歌好きだもんね。
私も、そうしようかなぁ~。
音楽、広瀬先生だし。」
「おや、珍しい。」
つい、うっかりそんな事を口にすると
聡美はぷぅと頬を膨らまし、
「あぁ~っ!涼香ってば、私の事
なんだと思ってたの~っ。」
もぉっ。と云いながら、私をばしっ!っと
叩く。
「ごめんごめん、つい。いつもだったら、
剛君が~とか、隆二君が~とか云って
くるから さ。」
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