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合唱に入った私たちは、幸いにも?優しい 先輩たちに恵まれ、楽しい放課後を 過ごす事が出来ていた。 「ねぇ~、あそこでボール投げてるの 三枝弟じゃない??」 いつものように、少し早めに準備室に来て 運動場を眺めている聡美が話しかけて来た。 「ん~。」 メトロノームをピアノの上に置き 聡美が見ている運動場を見てみる。 「…。どこ?私には全部一緒に見える んだけど。」 「涼香ってば、ヒドい…。みんな一緒じゃ ないでしょ~。ほら、あそこ。 今ボールを投げたの。」
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