《ライバル》

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教室に戻ったあたしは… 机に顔をふせた。 なんか…魅佳は郁也の事好きっぽいな……。 ただそれだけが心配だった。 「…おいッ!!美優!?」 『えっ…』 「お前何したんだよ!!」 『何もしてないけど…』 「そ-じゃなくて、なんで無視とかしたんだよ!!」 『それは…』 「なんだよ!!」 『……後で話す!!!』 あたしはムスッとしながら帰る準備をした。 「なんでムスッとしてんだよ」 『…別に…なんでも』 「…」 帰ってる途中に 「なぁ…今日の美優なんか変だぞ??」 『…言いたくないけど…』 「なんだよ…早く言え」 『あたし…ヤキモチ妬いてたんだ』 「誰に??」 『あっ…あんたに決まってるでしょ!!』 「…なんで??」 『それは……魅佳と仲良さそうにしてたから…』 「それが嫌だったのか??」 『うん…』 「大丈夫!!俺は美優が好きなんだから!!」 『そっ……か』 家の前まで着いた時… 「ばか…俺が美優以外の女を好きになると思うか??」 と抱きしめられながら郁也に言われた。
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