《ライバル》

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「おはよ!!美優」 『おはよ!!お姉ちゃん。昨日はごめんなさい』 「大丈夫。気にしないの!!ほらっ!!行く時間じゃないの??行っといで」 『うん!!それじゃ行ってきます!!』 家を出て、玄関の前で郁也を待っていると、郁也が誰かと話しているのが見えた。 『えっ…』 なんで魅佳が?? あたしが1人で学校へ行こうとした時、それに気付いたのか郁也が追いかけてきた。 「美優!!!」 『なんで…』 「えっ…」 『なんで魅佳と一緒にいんのよ!!もう郁也なんか知らない!!』 「美優!!待てよ」 『やだ!!もうやだよ…』 「美優…俺…魅佳に告られた」 『それがどうしたのよ!』「魅佳に…断ったから」 『…』 「だから…さっきの事は気にすんな」 『うん…』 「泣くなよ…ったく!」 『だって、あ-ゆ-の見てるの辛いもん』 「…」 『ねぇ学校…行こう??』 「うん…」 それからあたし達は歩きだした。
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