~2~

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『バラされたくなかったら、明日の放課後、保健室にきなさい。いいですね…』 いつもの五時間目の授業ー。 の筈が、まったく頭に入ってこない。得意な歴史の授業の筈なのに右から左へと流れていくばかり…。 (ダメだ‼まったく頭に入ってこない…)   ガタッ‼ 「先生、すいません‼腹痛いんで保健室行ってきます」 「は?」 「ではっ‼」 「こら、まて…」 歴史の教師の制止も聞こえず、教室をでた。 (こんなままじゃ落ちつかないよ。)  ガラッ‼ 「おやおや、誰かと思えば貴方ですか…まだ授業の筈ですが…」 そこにはあの日の男がニヒルにほほえんでいた。
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