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「誰か…いないのか!! 出てこいセフィロスっ!!」
がむしゃらにただ虚空に向かって叫ぶスコール。
もう何時間もこうして一人で居る。
いつ襲われるか分からない状況、真っ暗な空間は慣れていたはずの孤独も、今はスコールの気をおかしくさせるには十分な要素だった。
そんなスコールを見て、微笑む影が一つ――
「寂しいか? 孤独には慣れたはずじゃなかったのか?」
「セフィ……ロス…」
凄まじい憎しみを込めた視線でセフィロスを睨む。
「解放して欲しいか?…」
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