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スコールの体が、自身の意識を無視して横に寝転ぶ。
最早、スコールの目は虚ろ。理性はほとんど残っていないようだった。
「ククク……。光の戦士が闇の刺客に屈するとはな…。」
「っ!!……。」
悔しくて悔しくて仕方がないが、何も抵抗はできなかった。
ただ一つ、抗ったのは、涙を溢さないことだけだった。
「いいだろう。お前を解放してやる。」
あぁ、やっと……。やっと光に戻れる――――
「ただし。」
「お前の体を貰う。なに、安心しろ。殺すわけではない。」
「え……?」
そのまま、セフィロスはスコールの上に股がり、顔を近づけた。
「体を開け……。スコール……。」
「っあ!……」
セフィロスはスコールの服に手をかけ、引き裂いた。
服の下には綺麗な白い肌。
そこにセフィロスはキツク吸い付き、赤い跡を散らす。
「んっぁ!!ゃ、やめ…ろ!!」
「さぁ、闇に堕ちろ……。」
セフィロスの妖しい笑みを最後に、スコールの意識はブラックアウトした。
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