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「離せよ!!冗談も大概にしろっ!!アンタの兄貴の腕で握り潰してやる!!」
そう、ネロの右手には悪魔の力が宿っている。それもダンテの兄、バージルの力が――
「おいおい、俺にはそれは効かないぜ?何せ、俺より弱かった兄貴だしな」
「なっ!ゃ、やめっ!」
――コイツ、平気で自分の兄貴のこと罵ってやがるっ
ネロの脅しをもろともせずにダンテはネロをベッドに押し倒し、両腕を押さえつけ、馬乗りになる
―もう逃げられない!!
ネロ自身もダンテの力量は把握している
以前、閻魔刀をめぐる戦いの時も、ダンテの気が変わっていなければネロは確実にリベリオンの錆びになっていた。
「っぁ……」
そんな思考に浸っていると、ダンテは順調に事を進めてしまっていた。
ネロの雪の如く白くなめらかな首筋に舌を這わせた。
もちろんネロがそんな刺激に慣れているはずもなく、ビクビクと震えてしまう。
「くっ!溜まってん、ならっ…トリッシュとか…レディとかっいるだろ!!」
「あ~……ダメだ。アイツらに手を出したら俺の分身が再起不能になるかもしれないからな…」
―遊郭とかあるのに、なんで俺なんだ!!
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