第二話

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放課後、東宮家 シロ「たっだいま~♪」 クロ「……誰もいないんだろ…… 大声で叫ぶな、鬱陶しい……。」 今日はシロの両親は仕事でいない様で、家の中は静まり返ったいる シロ「むぅ~……家の決まりなんだよ~……」 クロ「……そうか。」 何故か、お互いに静かになりながらシロの部屋へ移動する クロ「相変わらずカオスな部屋だなここは、目が痛くなる……。」 シロ「え~、そうかなぁ…… 私は目の保養に……♪」 シロの部屋にはギャルゲーやアニメ、同人作品のポスターが部屋一面に貼られている クロ「本、読ませてもらうぞ。」 シロ「ん~、どぞ~♪」 クロは本棚から本をあさり、シロは何やらゲーム機を用意している シロ「クロも、これやる?」 クロ「……私はやらん、本を読んでる時に話しかけるな愚か者。」 シロ「じゃあ、これ読んで見て♪」 ゲームソフトをしまってある棚から一冊本を取り出し、クロに渡す クロ「……なんだ、これは、私に読めと?」 シロ「そゆこと~」 クロ「……………おい、シロ」 シロ「なぁにクロ~、愛の告白でもしてくれるの~?」 クロ「大馬鹿者、この本のことだ、何をどう間違えたらそうなるんだ、このド腐れ外道。」 シロ「うっ……で、その本がどうしたの?」 クロ「攻略本を渡して、そんなに私にゲームやらせたいのか?」 シロは笑顔でうなずいた クロ「断る」 シロ「え~っ、なんでぇ~っ……」 シロはだんだんつまらなそうな表情になっていった クロ「……一度だけだぞ。」 シロ「やたーっ♪♪♪」 ゲーム開始、格ゲーをチョイスする シロ「よっ、はっ……あれっ……? ちょ……クロ強っ……」 クロ「操作さえ分かればこっちのもの。」 クロは不敵な笑みをこぼし、更に早く指を動かす クロ「これで……」 シロ「えっ……ちょっ…クロっ……やぁ……///」 クロ「堕ちろ……」 シロ「壁ハメしちゃらめぇぇぇぇぇぇぇ~っ///」 結果……勝者クロ シロ「ううっ…初心者に負けた~……」 クロ「褒美に甘い物奢れ。」 シロ「……はぁ、わかったよ……ただし、私のコレクションのコスp……」 コツンッ!!!! クロ「ふざけるな、そんな事する訳無いだろうが。」 クロは顔を赤らめながらも話を終える前に読書に戻った シロ「……クロ、もしかして今本気で殴った?」 クロ「……ああ。」 シロ「非力で可愛いなぁ~♪♪♪ クロはぁ~……」 クロ「五月蝿い、いちいち引っ付くな……暑苦しい。」 クロの殴る力は小学校低学年レベルだった
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