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放課後、東宮家
シロ「たっだいま~♪」
クロ「……誰もいないんだろ……
大声で叫ぶな、鬱陶しい……。」
今日はシロの両親は仕事でいない様で、家の中は静まり返ったいる
シロ「むぅ~……家の決まりなんだよ~……」
クロ「……そうか。」
何故か、お互いに静かになりながらシロの部屋へ移動する
クロ「相変わらずカオスな部屋だなここは、目が痛くなる……。」
シロ「え~、そうかなぁ……
私は目の保養に……♪」
シロの部屋にはギャルゲーやアニメ、同人作品のポスターが部屋一面に貼られている
クロ「本、読ませてもらうぞ。」
シロ「ん~、どぞ~♪」
クロは本棚から本をあさり、シロは何やらゲーム機を用意している
シロ「クロも、これやる?」
クロ「……私はやらん、本を読んでる時に話しかけるな愚か者。」
シロ「じゃあ、これ読んで見て♪」
ゲームソフトをしまってある棚から一冊本を取り出し、クロに渡す
クロ「……なんだ、これは、私に読めと?」
シロ「そゆこと~」
クロ「……………おい、シロ」
シロ「なぁにクロ~、愛の告白でもしてくれるの~?」
クロ「大馬鹿者、この本のことだ、何をどう間違えたらそうなるんだ、このド腐れ外道。」
シロ「うっ……で、その本がどうしたの?」
クロ「攻略本を渡して、そんなに私にゲームやらせたいのか?」
シロは笑顔でうなずいた
クロ「断る」
シロ「え~っ、なんでぇ~っ……」
シロはだんだんつまらなそうな表情になっていった
クロ「……一度だけだぞ。」
シロ「やたーっ♪♪♪」
ゲーム開始、格ゲーをチョイスする
シロ「よっ、はっ……あれっ……?
ちょ……クロ強っ……」
クロ「操作さえ分かればこっちのもの。」
クロは不敵な笑みをこぼし、更に早く指を動かす
クロ「これで……」
シロ「えっ……ちょっ…クロっ……やぁ……///」
クロ「堕ちろ……」
シロ「壁ハメしちゃらめぇぇぇぇぇぇぇ~っ///」
結果……勝者クロ
シロ「ううっ…初心者に負けた~……」
クロ「褒美に甘い物奢れ。」
シロ「……はぁ、わかったよ……ただし、私のコレクションのコスp……」
コツンッ!!!!
クロ「ふざけるな、そんな事する訳無いだろうが。」
クロは顔を赤らめながらも話を終える前に読書に戻った
シロ「……クロ、もしかして今本気で殴った?」
クロ「……ああ。」
シロ「非力で可愛いなぁ~♪♪♪
クロはぁ~……」
クロ「五月蝿い、いちいち引っ付くな……暑苦しい。」
クロの殴る力は小学校低学年レベルだった
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