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私は下駄箱で雅を待っていた
もう30分くらいは待っている
でも、私は雅を待った
『雅遅いな…』
その時廊下から足音が響いた
廊下を見ると雅と美咲さんが居た
「雪菜わりぃ!!
結構待たせたよな!」
雅は私に気づき私の側まで来た
『ううん、全然大丈夫だよ』
私は廊下に立っている美咲さんの方を見ると
私達の方は見ないでうつむいていた
「美咲は一人で帰れるだろ?」
雅は後ろを振り向いて美咲さんに言った
「うん、大丈夫」
「じゃぁ校門まで一緒に行くぞ」
雅は下駄箱に入っている靴を取り出し美咲を見た
美咲さんはただ頷いた
「じゃぁここまでな」
約束の校門まで着いてしまった
「雅…話した事考えてね」
「わかった…」
私達は美咲さんの帰る姿を校門で見つめていた
美咲さんから雅の方を見たら…
雅は辛そうな顔をして美咲さんを見ていた
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