第二話

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……着いた。 中の様子が分からない。 車椅子の不便な所。 僕は中に入れずにオロオロしていると、後ろから声をかけられた。  ヨシダ 「吉田君?」        ナナセ 「わぁっ!あ、七瀬さんっ。」 七瀬さんは、僕の点滴を取り替えてくれたり、注射うちに来たりして何となく知ってる。 「どうもこんにちは。吉田君。 今日はどうしたの?」 「あのー……。これ。」 僕はプリントを七瀬さんに渡した。 「あ、交流会に出たいの?! わあ嬉しいな、吉田君がかぁ。 皆もういると思うし、一緒に入ろう、ね?」 「僕初めてですけど。」 「大丈夫大丈夫。 まあ来る人なんて決まっちゃってるけどね、大抵。」 凄く心配なんですけど……。 大丈夫かなぁ……。  
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