第一話

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やっぱり静かだな……。 と思っているといきなりドアが開いた。 「透ーっ!昨日ぶりぃっ!」 「透、元気にしてた?」    マコト  ヤエ 「あ、真琴に八重。 今日何があったの?」 元気よく入ってきたのは僕と同じクラスの、 桜井真琴-サクライ マコト-と 島田八重-シマダ ヤエ-。 明るい茶髪、乱して着ている制服などなど、いかにもチャラチャラしていて、いつもテンションが高い真琴。 それとは正反対に黒髪、きちんと着ている制服、まさに優等生な格好をしていて落ち着きのある八重。 この二人が親友であるのは、 未だに不思議だ。 「はい、今日のプリントね。 そういえば、明日社会のテストなんだって。 真琴、勉強した?」 僕はプリントを受け取った。 「やべえっ、勉強とかしてねぇし!」 「はは、真琴頑張れ。 八重はどうなの?」 「ん、俺?楽勝だよ。 天才だからね。真琴とは頭のつくりが違うから、心配は無用だよ?」 「八重、酷いなっ!」 「まあ、八重は学年一位だからね……。真琴には僕でも勝てるかな?」 「それは無い、俺が絶対勝つからーっ!」 「いや、真琴はー……。 やっぱり言わない。 真琴が可哀想だしね。」 「え、ちょ、どゆ意味っ?!」  
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