君の瞳に☆

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「ねぇ、もしかして」 貴方は、 「柳生?」 一瞬だけ、仁王がぴくりと反応した。 そして観念したように仁王のヅラをとる。 すると茶色のきれいな髪が出てきて、今まで『仁王』だった男は眼鏡をかけて柳生になる。 「どうして私だとわかりました?」 「いやー、何か、ちがうんだよね。仁王も、テニスコートにいる柳生も。」 まとっている雰囲気もなにもかもが何かちがった。 それはきっと… 「目が、ね。」 「目?」 「うん。カラコン入れててもわかるよ。」 「一つ聞いてもよろしいですか?」 柳生がつぶやく。 あたしは頷く。
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