春休み前の日常~皆!久しぶりっ!by千穂

7/81
前へ
/378ページ
次へ
まあそんな感じで、俺と葵は俺の家へと帰っていった。 帰りの道では、特に目立ったような話題もなかったが、話が途切れることもなかったのであっという間に家に着いた。 「ただいま」 「お帰りっ!」 家の玄関に入るなり、リビングの方から1人の女性が走ってくる。そして俺に抱きついてくるのが日課だ。 こいつは西城 千穂(さいじょう ちほ)。ついこの間、高校を卒業した極度のブラコンの姉貴だ。 「とりあえず離れろ、な?葵も来てるんだから」 「あ、葵くん、いらっしゃい!ゆっくりしていってね?」 「うむ。お邪魔させてもらう」 そう言って葵は、先に俺の部屋へと向かっていった。 俺はその後ろを着いていくようにして、部屋へと向かった。
/378ページ

最初のコメントを投稿しよう!

1135人が本棚に入れています
本棚に追加