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「全く……生徒会の仕事が早く終わったから、遊びに来てみれば意味が分からないやつらだな」
そこに立っていたのは、俺の彼女である美香と、葵の彼女である光明寺だった。
もうね、どう頑張っても「助けてもらった」としか考えようがないんだ。
それ以外に考えられる理由なんて、今の俺には思い付かない。
「サンキュ!美香、光明寺!」
俺がそう言うと、葵はタイミングを見計らったかのように光明寺に抱きついていた。もちろん俺も。
……え? どんだけいきなり抱きついてるんだよって?
別にいいだろ! 美香が抵抗する訳じゃないし……ましてや付き合ってるんだし。
「……離れろ!」
「……邪魔ですわ!」
しかし俺の考えは甘かったようで、俺と葵は一緒に殴られていた。
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