プロローグ

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「おはよう、美香」 「直紀か。おはよう」 いつものように俺が美香を迎えに行き、いつものように美香が家の前で待っている。こんなのは以前からと変わっていない。 ただ1つだけ俺と美香の中で変わったことがあるんだ。それは付き合い始めたと言うこと。 俺は西城 直紀(さいじょう なおき)。もう自己紹介なんてしなくていいと思ったのだが、やはり一応はしておくことにする。 そして俺の彼女……でいいんだよな? いや、間違ってないはずだ。 とにかく、俺の彼女の名前は葛城 美香(かつらぎ みか)。 こいつとは昔からの幼馴染みで、小学校から高校の今に至るまで、ずっと同じクラスなのだ。 もうこうなってくると、何かの陰謀にしか思えないのは俺だけだろうか?
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