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「みんなっ!ご飯できたよ!」
葵がやっと落ち着き始めた頃、俺の部屋が開いて姉貴がそう言ってきた。
「ん、わかった。それじゃあ今行くよ」
「いつもすみません、千穂さん」
「千穂さんのお料理はいつも美味しいですわよ!」
「西城の姉上、本当にいつも感謝している」
俺たちは各々姉貴にそう言うと、姉貴の後ろを着いていくようにして階段を下り、リビングに向かった。
そしてそこに用意されていたのは、姉貴の得意料理の1つ、スープから作ったと言う伝説のラーメンだった。
いや、名前って言うか……タイトル的なのは俺が勝手につけたんだけど。
「じゃあ皆席について!早速食べようよ!」
姉貴はそう言うと、俺たちを順番に座らせてきた。
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