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私は大きく息を吸った…
「起きろ飲んだくれっ!!!!」
「…んおぉ」
だらし無い声を上げて父が起きた、頭を左右に振っているところを見ると、案の定二日酔いのようだ。
「洗濯物取り込んで、私はご飯作るから。」
「んおぅ」
変な声をあげ、父は庭に降りていった。
さてと…
実はさっきラスクを食べたせいで、あまりお腹が減ってないので、食欲はないけれど、
私の都合でご飯を作らない訳もいかないし…
「そうめんでいっか、茹でるだけだし。」
鍋に水を入れ、火にかけた、我ながら実に適当である。
そうめんが茹で上がる頃。
「何処にしまうんだ?」
父が、不器用にたたんだ洗濯物を持って来た。
私は父に関心しながら
「洗面所に置いといて、後でしまっとくから。
あと、テーブルの上のビールとかも片付けて、そうめん茹で上がったから。」
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