今日もごきげんよう

私

荷物をもっていた手と、家に着いた解放感で、

｢母さんを安心させてやってくれな｣

と、私に言ってきた、

私は、あまりに急だった上、母の病状で頭がいっぱいだったし、軽く
｢あー、うん。｣

と、返事をした、してしまった。父の｢お帰り｣

｢あぁ、あとお前、母さんを安心させてやってくれな｣

｢あー、うん、ただいま。｣

と、返事をしてしまった。

その日私は病院での疲れが出て、ごろごろっと一日を過ごした。

ベッドで私は、母は病室で一人なのかと思うと、
付き添ってあげなかった事に後悔を覚えた。