楽しかったあの頃。

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「…いない。つーか俺、恋愛とかそういうの興味ねぇし」 『………』 またもや場を支配する沈黙。 鍵以外の三人が僕を哀れむように見る。 これって僕だけ報われてないよね? 「うぅ、酷いや。もういい、僕はもう寝る」 掛け布団を被り、現実逃避をするため眠りにつこうとした。 「しょうがねぇな、ついて来い」 だが、それもため息とともに鍵が僕から掛け布団を引っぺがし、僕の手を掴んで廊下に強制連行されたため叶わなかった。
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