不器用

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何も分からないまま 考えないようにしてた 同じ思いを 苦しい思いを したくなかったから でもやっと分かった 知りたくなんか 無かったのかもしれない でも 知りたかったのかもしれない だけど そんなの関係なかった 何も考える余裕なんて ありはしなかった ある日 男と一緒に 手を繋ぎながら 歩いてんのを 見ちまったんだ そんなつもりなかった 自然に 視線が向いただけ だけど 見始めたら 目をそらせないのは 何でだ 急に アノ時と同じ 痛みが襲った 心が苦しくなって 締め付けられる痛みが ゆっくりと俺を 闇の世界に 引きずり込む 今まで何度も 誰かと 意味のない喧嘩を 繰り返して 来たハズなのに 正直 俺には 殴られるよりも 苦しくて また涙が溢れた 心の苦しみを 柔らげるどころか 余計に痛みを 増しながら
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